チラシの裏に書かれている日記帳のような話です。
玄人志向のATA133RAIDPCIはBIOSによってATAかRAIDか使い分けられます。 私はBIOSを書き換えてATAカードとして使っています。 しかし、ATAカードに繋がれたHDDのファイルが焼けないのでおかしいと思っていたら、 WinCDR特有の不具合だったみたいです。Nero6.0に変えればきちんと焼けました。
ある日、ウイルスに感染してしまったのでWindows XPをクリーンインストールしようと思い、 BIOSのBoot優先順位の1番目を光学ドライブ(DVDドライブ)にして、いざCDをセットして再起動しても 「press any key to boot from CD」というメッセージが表示されず、Windows XPがインストールできませんでした。 マザーボードが壊れたのかと思いましたが、ただ例のメッセージが表示されないだけで他に異常がなく不思議に思っていました。 最小構成でもう一度チャレンジしてみようという事でPCIに刺さった玄人志向のIDEカードを抜いてみたら、 なんと「press any key to boot from CD」というメッセージが表示され再インストールできました。 ASUSのA7N266との相性が悪かったようです。
HDDの数が合計3台にもなると発熱が多くてSeagate Brracuda 7200.7、ST3160021Aの温度が52℃になってしまいました。 酷い時は56℃です。このままだとHDDの寿命を縮めてしまうことになるのでHDDクーラーを取り付けることにしました。 取り付けたのはainexのHDC-500BK。 5インチベイ2段を使って3台のHDDを冷却する事が可能です。実際に購入してHDD3台を取り付けると温度が、52℃から37℃に下がりとても満足しています。 HDC-500のファンは1600rpm、15dbと静音向けのファンなので音が全然気になりません。(2004年9月現在)
私はAD-Main AngelBlackというケースを使っています、そのケースに付属していたのがHuntkey LW-8388S+PFCという電源です。 その電源はかなりうるさく耳障りな音を常時発しているのに耐え切れず、新たに静音電源を購入することにしました。
そこでEVER GREENのSILENT KING-3を購入しました。 名前の通り静音性を売りにしたこの電源は、大口径12cmファンを搭載しており、 なおかつ自動ファンコントロール機能まで付いています。 実際に電源を購入し換装してみたところ、以前と比べて音が一回り静かになったので満足しています。 具体的に表現すると以前のPCだとドアを閉めた部屋からですらPCの騒音が漏れていましたが、今のPCだと音が漏れるということがありません。
ケースを購入する時は電源、ケースファンを別途で購入したほうが良いかもしれません。
EVERESTというソフトでPCやCPUの詳しい情報や、CPUやHDDの温度も閲覧できます。 マザーボードやチップセット、HDDやメモリの情報等が見られるので役に立ちます。
その他にも、CPU-Zや CrystalCPUIDでPCの詳しい情報を知る事ができます。
CPUをXP 1700+からXP 2600+へ換装しました。コアがThoroughbredからBartonへと 変わりL2キャッシュも256kから512kへと変わりました。クロックは1.48Ghzから1.91Ghzにパワーアップしました。 表の2800+ (OC)は2600+を2800+相当へオーバークロックしたものです。(1.91Ghz→2.09Ghz)
ベンチマークソフト | 項目 | XP 1700+ | XP 2600+ | XP 2800+ | CeleronD 346(3.06Ghz) |
---|---|---|---|---|---|
Superπ | 105万桁 | 1分13秒 | 56秒 | 53秒 | 51秒 |
Superπ | 209万桁 | 2分50秒 | 1分59秒 | 1分50秒 | |
Superπ | 419万桁 | 6分11秒 | 4分27秒 | 3分51秒 | |
Superπ | 838万桁 | 13分11秒 | 9分43秒 | 8分28秒 | |
Superπ | 1677万桁 | 31分31秒 | 23分29秒 | 18分54秒 | |
Superπ | 3355万桁 | 1時間07分26秒 | |||
HDBENCH Ver3.40 bate6 | Integer | 62824 | 82032 | 88221 | 96176 |
Float | 76067 | 98990 | 107605 | 108566 | |
Sandra2005 SR3 CPU演算 |
ALU | 5983 | 7953 | 8656 | |
FPU | 2320 | 3013 | 3288 | ||
CrystalMark 2004 (0.9.117) | ALU | 4621 | 6048 | 6546 | 6761 |
FPU | 5953 | 7809 | 8478 | 7157 | |
エンコード (DivX6.2) | 1pass/1000kbps | 1分56秒 | 1分36秒 | ||
エンコード (x264 rev533) | 1pass/1000kbps | 5分05秒 | 3分57秒 | ||
エンコード (VP7) | Good Quality 2/1000kbps | 11分11秒 | 5分40秒 |
今やAthlon64やPentium4の時代からAthlon64 X2のようなデュアルコアの時代になろうとしています。 そんな時代の中でAthlonXP 2600+を使うのは時代遅れかもしれませんが、 低コストで入手できるため格安でマシンが組めるというメリットがあります。
さて、さっそくオーバークロックしてみましょう。今回オーバークロックに使うソフトは nVIDIA純正のオーバークロックツール、nTuneです。 nForce2.3.4、nForce4 SLI Intel Editionで利用可能との事。 普通はBIOSでFSBをこまめに変更してオーバークロックに挑戦するのですが、 nTuneの場合Windows上でクロックの変更ができるので便利です。万が一CPUの許容量を超えてしまったらPCがフリーズします。
デフォルトの状態でオーバークロックしてしまうとメモリも同期してオーバークロックされてしまうため、 メモリにオーバークロック耐性が無い場合はBIOSでメモリのクロックを下げておきましょう。 AGPとPCIも同様にFSBの影響を受けないように非同期に設定しておきましょう。
この画面のFlont side busの所にアイコンを重ねると以下の説明文がポップアップで表示されます。 いろいろと参考になります。
グループ内の指定したバススピードに対するクロック制御を提供します。 調節するには、マウスを使ってスライダーをドラッグするか、または、Tabキーを使って スライダにアクセスして矢印キーを使用します。メモ:オーバークロックの最大能力は公称周波数の+25%で、 アンダークロックはバスの機能に限定されます。
メモ:システムをオーバークロックする場合は、動作マージンを増やすためコンポーネントの電圧レベルを 上げると望ましいことがあります。また、フロント サイド バスおよびメモリ バスのスピードを早くする場合は、 安定性を高めるためメモリ タイミングをリラックス(増大)させることが推奨されます。
メモ:コンポーネントに対する過電圧またはオーバークロックを選択すると、推奨仕様範囲を超えるため、 その保証が無効になることがあります。NVIDIA およびボードのメーカは、コンポーネントが許容範囲を超えたことが 原因で発生した損害に対しては゛責任を負いません。
nTuneで少しずつFSBを上げていった結果AthlonXP 2600+の限界は360Mhzあたりだと分かりました。 それ以上上げようとするとフリーズします。 CPUの電圧を上げてそれ以上のFSBを狙おうとしたところBIOSの設定でCPUの電圧を上げる項目が一つもなかったため これ以上のオーバークロックは諦めました。
結局9.34%のオーバークロックに成功しました。もっと上を狙いたかったのですが無念!
nVIDIA - nTune
CrystalCPUID
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