CPUのコア別、機能の違い

CPUの機能の特徴や技術の内容等を重点に置いた表を掲載しています。
クロックやTDPのデーターは掲載していませんのでご了承ください。

Intel系CPU

Intelのゲーマー向けハイエンドCPU

CPU コア QPI L2 L3 プロセス LGA 特徴
Intel Core i7-965 Extreme Edition (3.2Ghz) Bloomfield 6.4GT/sec 256KBx4 8MB 45nm 1366 ・ネイティブクアッドコアCPU
・CPU-チップセット間のインターフェイスをFSBからQPIに変更
・メモリコントローラーをCPUに統合、DDR3-1066対応、3チャネルに拡張
・Hyper-Threadingをサポート
・自動オーバークロック技術"Turbo boost Technology"をサポート
・省電力技術"Power Control Unit"、"Power Gate"をサポート
・C6ステートをサポート
CPU コア FSB L2 L3 プロセス LGA 特徴
Intel Core 2 Extreme QX9775 (3.20Ghz) Yorkfield 1600Mhz 6MBx2 45nm 771 ・"Skulltrail"プラットフォーム向けCPU
・TDPがQX9770の136Wから150Wに上昇(熱設計、電源周りの設計をXeonと同等にできるメリットがあるため)
Intel Core 2 Extreme QX9770 (3.20Ghz) Yorkfield 1600Mhz 6MBx2 45nm 775 ・クロックが200Mhz向上
・FSBが1600Mhzに向上
・TDPが9650の130Wから136Wに上昇
Intel Core 2 Extreme QX9650 (3.0Ghz) Yorkfield 1333Mhz 6MBx2 45nm 775 ・45nmへ移行
・SSE4サポート
・既存のSSE命令を高速化するSuper Shuffle Engineをサポート
・従来よりも強力な除算回路Radix-16 Dividerをサポート
・VTを25〜75%高速化
Intel Core 2 Extreme QX6850 (3.0Ghz) Kentsfield 1333Mhz 4MBx2 65nm 775 ・クロックが0.70Mhz向上
・FSBが1333Mhzに向上
Intel Core 2 Extreme QX6800 (2.93Ghz) Kentsfield 1066Mhz 4MBx2 65nm 775 ・クロックが270Mhz向上
Intel Core 2 Extreme QX6700 (2.66Ghz) Kentsfield 1066Mhz 4MBx2 65nm 775 ・クアッドコアへ移行
・2つのデュアルコアのダイを1つのCPUに
Intel Core 2 Extreme X6800 (2.93Ghz) Conroe 1066Mhz 4MB 65nm 775 ・Core Microarchitectureへ移行
・共有型L2キャッシュを採用
・SSSE3をサポート
・これまで128bit長のSSE命令を2サイクルで実行していたのを1サイクルに (理論上性能が2倍)
・Hyper-Threadingは未サポート
・TDPが75Wに減少
・最大4命令発行でIPC向上
・EM64T、EIST、VTをサポート
Pentium Extreme Edition
965 (3.73Ghz)
Presler 1066Mhz 2MBx2 65nm 775 クロックが270Mhz向上
Pentium Extreme Edition
955 (3.46Ghz)
Presler 1066Mhz 2MBx2 65nm 775 ・65nmプロセスへの移行
・FSBが1066Mhzに向上
・L2キャッシュが1コアあたり2MBに向上
・VTをサポート
Pentium
Extreme Edition
840 (3.2Ghz)
Smithfield 800Mhz 1MBx2 90nm 775 ・デュアルコアへの移行
・PentiumDとは違いHyper-Threadingを搭載
・EIST・TM2には対応していない
Pentium 4 Extreme Edition 3.73GHz Prescott 2M 1066Mhz 2MB 90nm 775 ・90nmプロセスへの移行
・SSE3をサポート
・L2キャッシュ向上
・L3キャッシュ廃止
・EM64Tサポートで64bit対応
・XD bitサポート
・EISTには対応していない
Pentium 4 Extreme Edition 3.46GHz Gallatin 1066Mhz 512KB 2MB 130nm 775 ・クロックが60Mhz向上
・FSBが1066Mhzに向上
Pentium 4 Extreme Edition 3.4Ghz Gallatin 800Mhz 512KB 2MB 130nm 775
Socket
478
・クロックが200Mhz向上
CPU コア QPI L2 L3 プロセス Socket 特徴
Pentium 4 Extreme Edition 3.2Ghz Gallatin 800Mhz 512KB 2MB 130nm 478 ・大容量L3キャッシュ搭載
・Hyper-Threadingサポート
・XeonMPのコアを使用
・ゲーマー向けCPU

Intelのメインストリーム向けCPU

CPU コア QPI L2 L3 プロセス LGA 特徴
Intel Core i7 Bloomfield 4.8GT/s 256KBx4 8MB 45nm 1366 ・ネイティブクアッドコアCPU
・CPU-チップセット間のインターフェイスをFSBからQPIに変更
・メモリコントローラーをCPUに統合、DDR3-1066対応、3チャネルに拡張
・Hyper-Threadingをサポート
・自動オーバークロック技術"Turbo boost Technology"をサポート
・省電力技術"Power Control Unit"、"Power Gate"をサポート
・C6ステートをサポート
CPU コア FSB L2 L3 プロセス LGA 特徴
Intel Core 2 Quad Yorkfield 1333Mhz 6MBx2
3MBx2
2MBx2
45nm 775 ・45nmへ移行
・SSE4サポート
・既存のSSE命令を高速化するSuper Shuffle Engineをサポート
・従来よりも強力な除算回路Radix-16 Dividerをサポート
・Qxx50以下のモデルはL2キャッシュ削減、Q8200はVT未サポート
Kentsfield 1066Mhz 4MBx2 65nm 775 ・クアッドコアへ移行
・2つのデュアルコアのダイを1つのCPUに
Intel Core 2 Duo Wolfdale 1333Mhz
1066Mhz
6MB
3MB
45nm 775 ・45nmへ移行
・SSE4サポート
・既存のSSE命令を高速化するSuper Shuffle Engineをサポート
・従来よりも強力な除算回路Radix-16 Dividerをサポート
・下位モデルのE7xxxはFSB及びL2キャッシュが削減、VT・TXTは未サポート。
Allendale 1066Mhz
800Mhz
2MB 65nm 775 ・L2を2MBに削減した廉価版Core 2 Duo
・6000番台、4000番台の2MBモデルは全てAllendaleコア
・4000番台はVTは未サポート、6000番台はVTをサポート
Conroe
(E6xxx)
1333Mhz
1066Mhz
4MB 65nm 775 ・Core Microarchitectureへ移行
・共有型L2キャッシュを採用
・SSSE3をサポート
・これまで128bit長のSSE命令を2サイクルで実行していたのを1サイクルに (理論上性能が2倍)
・Hyper-Threadingは未サポート
・TDPが65Wに減少
・PentiumD 960とE6700の比較で、性能が40%向上し、消費電力が40%減少。
・最大4命令発行でIPC向上
・EM64T、EIST、VTサポート
・FSBを1333Mhzに向上させたモデル有り (このモデルから仮想マシンモニターの信頼性を高めるTXTをサポート)
Pentium D Presler
(9xx)
800MHz 2MBx2 65nm 775 ・65nmプロセスへの移行
・L2キャッシュが1コアあたり2MBに向上
・VTをサポート
Smithfield
(8xx)
533Mhz 1MBx2 90nm 775 ・クロックとFSBを下げた廉価版PentiumD 805
800Mhz 1MBx2 90nm 775 ・デュアルコアへの移行
・Hyper-Threading非搭載
・Pentium XE 840とは違いEIST・TM2をサポート
Pentium 4 Cedar Mill
(6x1)
800Mhz 2MB 65nm 775 ・65nmプロセスへの移行
・基本スペックは変化無し
Prescott 2M
(6x2)
800Mhz 2MB 90nm 775 ・VTをサポート
Prescott 2M(6xx) ・L2キャッシュが2MBに向上
・EISTをサポート
・EM64Tサポートで64bit対応
Prescott
(5x1)
800Mhz 1MB 90nm 775 ・EM64Tサポートで64bit対応
・XD bitサポート
Prescott
(5xx/5xxJ)
800Mhz 1MB 90nm 775 ・XD bitをサポート
・TM2をサポート
・Jが付かないモデルナンバーには上記の機能はサポートされません
コア FSB L2 L3 プロセス Socket 特徴
Prescott
Soket478版
800Mhz
533Mhz
1MB 90nm 478 ・90nmプロセスへの移行
・90nmプロセスへの移行でリーク(漏れ)電流が増幅されTDPが向上
・SSE3をサポート
・L1キャッシュが8KBから16KBに向上
・L2キャッシュが1MBに向上
・HTをサポート (FSB:533MhzのモデルはHTをサポートせず)
・L1キャッシュのレイテンシが2サイクルから4サイクルへ
・L2キャッシュのレイテンシが18サイクルから29サイクルへ
・パイプラインが20段から32段へ
Northwood 800Mhz
533Mhz
400Mhz
512KB 130nm 478 ・130nmプロセスへの移行
・コア電圧引き下げにより低消費電力化
・L2キャッシュが512KBに向上
・○○Ghz AのモデルはFSBが400Mhz
・○○Ghz BのモデルはFSBが533Mhz (3.06GhzのみHT対応)
・○○Ghz CのモデルはFSBが800Mhz (HT 標準サポート)
Willamette 400Mhz 256KB 180nm 478 ・NetBurstアーキテクチャへ移行
・SSE2をサポート
・FSBが400Mhzに向上
PentiumIII-S Tualatin 133Mhz
100Mhz
512KB 130nm 370 ・L2キャッシュが512kに向上
・1.4Ghzのモデルがある
PentiumIII Tualatin 133Mhz
100Mhz
256KB 130nm 370 ・130nmプロセスへの移行
・CPUにヒートスプレッダを使用
・コア電圧の引き下げ
Coppermine 133Mhz
100Mhz
256KB 180nm 370 ・180nmプロセスへの移行
・Slot1からSoketへの移行
・L2キャッシュが外付けから内蔵へ
Katmai 133Mhz
100Mhz
512KB 250nm Slot1 ・SSEをサポート

Intelの廉価版CPU

CPU コア FSB L2 プロセス Socket 特徴
Pentium Dual-Core Allendale-1M 800Mhz 1MB 65nm LGA775 ・Allendaleコアを2MBから1MBに削った廉価版デュアルコア
Celeron Dual-Core Allendale-512K 800Mhz 512KB 65nm LGA775 ・デュアルコアへ移行
・Allendale-1MコアのL2を更に削減
Celeron Conloe-L 800Mhz 512KB 65nm LGA775 ・Coreアーキテクチャーへ移行
・TDPがCeleronDの65Wから35Wへ減少
Celeron D CedarMill-V
(3x2 3x6)
533Mhz 512KB 65nm LGA775 ・65nmプロセスへの移行
・L2キャッシュが512KBに向上
Prescott
(3x1 3x6 355)
533Mhz 256KB 90nm LGA775 ・EM64T搭載で64bitサポート
・XD bitをサポート
・モデルナンバー末尾に+1付いているのが特徴。
Prescott
(3x0 3x5)
533Mhz 256KB 90nm LGA775
478
・90nmプロセスへの移行
・L2キャッシュが256KBに向上
・SSE3をサポート
・LGA775の場合はJが付きXD bitをサポートし
Celeron Northwood 400Mhz 128KB 130nm 478 ・130nmプロセスへの移行
・Hyper Threadingのサポート無し
Willamette 400Mhz 128KB 180nm 478 ・NetBurstアーキテクチャへ移行
・SSE2をサポート
・L2はPentium4の1/2の128KB
Tualatin 100Mhz 256KB 130nm 370 ・130nmプロセスへの移行
・ヒートスプレッダを採用
・L2キャッシュが256KBに向上
Coppermine 100Mhz
66Mhz
128KB 180nm 370 ・180nmプロセスへの移行
・SSEをサポート
Mendocino 66Mhz 128KB 250nm 370
Slot1
・L2キャッシュを搭載
Covington 66Mhz None 250nm Slot1 ・L2キャッシュ無し

Intelのモバイル向けCPU

CPU コア FSB L2 プロセス Socket 特徴
Intel Core 2 Duo Penryn 1066Mhz 6MB
3MB
45nm SocketP ・45nmへ移行
・SSE4サポート
・既存のSSE命令を高速化するSuper Shuffle Engineをサポート
・従来よりも強力な除算回路Radix-16 Dividerをサポート
・モバイル版CPUのみ従来のC4ステートより深くC6までスリープダウンできる Deep Power Down Technologyをサポート
Merom 800Mhz 4MB
2MB
65nm SocketP ・FSBが800Mhzに向上
・「Dynamic FSB Switching」「Enhanced Deeper Sleep」「Intel Dynamic Acceleration」 の3つの新機能をサポート
Merom (T7xxx)
(T5xxx)
667Mhz
533Mhz
4MB
2MB
65nm Socket M ・Core Microarchitectureへ移行
・共有型L2キャッシュを採用
・SSSE3をサポート
・これまで128bit長のSSE命令を2サイクルで実行していたのを1サイクルに (理論上性能が2倍)
・Hyper-Threadingは未サポート
・TDPが34Wに減少
・PentiumM 760とT7600の比較で、性能が100%向上し、消費電力が40%減少。
・最大4命令発行でIPC向上
・EM64T、EIST、VTをサポート
・下位モデルのみL2が2MB
・T5500は64bit拡張やVTのサポート無し
Intel Core Duo Yonah (T2xxx) 667Mhz
533Mhz
2MB 65nm Socket M ・65nmプロセスへの移行
・デュアルコアへの移行
・SSE/SSE2命令最適化による性能向上
・SSE3をサポート
・XD bitをサポート
・VTをサポート
・Dynamic Power Coordinationをサポート
・二つのコアで1つのL2キャッシュを共有
・浮動小数点演算性能の向上
・過去のPentiumM用Socketとは互換性無し
Intel Core Solo Yonah (T1xxx) 667Mhz 2MB 65nm Socket M ・Intel Core Duoのシングルコア版
Pentium M Dothan (7xx) 533Mhz
400Mhz
2MB 90nm 478 ・90nmプロセスへの移行
・L2キャッシュが2MBに向上
・FSB533MhzのモデルはXD bitをサポート
Dothan (7x8) 400Mhz ・低電圧版PentiumM
・778及び758のみXD bitをサポート
Dothan (7x3) ・超低電圧版PentiumM
・773、753、733JのみXD bitをサポート
・713はDothanコアではなくBaniasコア
Banias 400Mhz 1MB 130nm 478 ・Pentium3系(P6)コアを採用しさらに改良
・1MのL2キャッシュを搭載
・SSE2をサポート
・EISTをサポート

Intelの廉価版モバイル向けCPU

CPU コア FSB L2 プロセス Socket 特徴
Celeron
Celeron M
Merom-1M(5xx) 533Mhz 1MB 65nm SocketP
SocketM
・EM64Tに対応
・EISTとVTは未サポート
・540発売からCeleronブランドへ変更
・CeleronMとCeleronの500番台は同じコア
Celeron M Yonah(4xx) 533Mhz 1MB 65nm Socket M ・65nmプロセスへの移行
・SSE3をサポート
・XD bitをサポート
・EISTとVTは未サポート
Dothan (3xx) 400Mhz 1MB 90nm 478 ・90nmプロセスへの移行
・L2はPentiumMの1/2の1MB
・370〜390及び、Jが付くのはXD bitをサポート
Dothan (3x3) 1MB
512KB
・低電圧版CeleronM
・383のみL2が1MB、その他は512KB
・383、373のみXD bitサポート
・333はDothanコアではなくBaniasコア
Banias 400Mhz 512KB 130nm 478 ・L2はPentiumMの1/2の512KB
・SSE2をサポート
・EISTはオフ

Intelの超低消費電力CPU

CPU コア FSB L2 プロセス Socket 特徴
Intel Atom Silverthorne
Diamondville
533Mhz 512KB 45nm ・Hyper-Threadingをサポート
・SSE3、EM64T、VTをサポート
・インオーダ型の命令実行を採用
・Intel Deep Power Down Technologyをサポート、C6ステートを実現
・1.6GhzのAtomでPentium4のWillamette・Northwoodコアとほぼ同等の性能

Intelのワークステーション、サーバー向けのCPU。Xeon MPは4CPU以上をサポートしています。

CPU コア FSB L2 L3 プロセス Socket 特徴
Xeon MP Tigerton 1066Mhz 4MBx2
2MBx2
65nm 604 ・Coreアーキテクチャへ移行
・デスクトップのConroeコアを流用
・7300番台がクアッドコア (デュアルダイ)、7200番台がデュアルコア
Tulsa 800Mhz
667Mhz
1MBx2 16MB
8MB
4MB
65nm 604 ・65nmプロセスへの移行
・最後のNetBurstアーキテクチャ
・Pentium DのPreslerがベース
・大容量L3キャッシュ(共有型)、トランジスタ数13億
・プロセッサーナンバーの末尾がMなのはFSBが800Mhz。Nが667Mhz
・TDPは7130〜7140が150W、7110〜7120が95W
Paxville MP 800Mhz
667Mhz
2MBx2
1MBx2
90nm 604 ・デュアルコアへ移行
・Pentium DのSmithfieldがベース
・HyperThreadingサポート
・VTをサポート
Potomac 667Mhz 256KB 8MB
2MB
1MB
90nm 604 ・90nmプロセスへの移行
・EM64Tサポートで64bit対応
・SSE3サポート
・EISTサポート
・XD bitサポート
・L3キャッシュ搭載
Cranford 667Mhz 1MB 90nm 604 ・L3キャッシュ無し
・Potomacの廉価版であり、Noconaと同じコア。
Gallatin 4M 533Mhz 512KB 4MB 130nm 603 ・L3が4Mに向上
Gallatin 533Mhz 512KB 2MB
1MB
130nm 603 ・130nmプロセスへの移行
・L2キャッシュが512kに向上
・L3キャッシュが向上
・Northwoodがベース
Foster MP 400Mhz 256KB 1MB
512KB
180nm 603 ・NetBurstアーキテクチャを採用
・Hyper Threadingサポート
・SSE2をサポート
・FSBが400Mhzに向上
・L3キャッシュ搭載
・Willametteがベース
Pentium III Xeon MP Cascades 100Mhz 2MB
1MB
180nm Slot2 ・L2キャッシュの大幅な向上
・4〜8プロセッサのサポート

Intelのワークステーション、サーバー向けのCPU。Xeonは2CPUをサポートしています。

CPU コア FSB L2 プロセス Socket 特徴
Xeon Harpertown 1600Mhz
1333Mhz
6MBx2 45nm LGA771 ・45nmプロセスへ移行
・デスクトップのPenrynを流用
Kentsfield 1066Mhz 4MBx2 65nm LGA775 ・デスクトップのKentsfieldコアを流用
Clovertown 1333Mhz
1066Mhz
4MBx2 65nm LGA771 ・クアッドコアへ移行
・WoodcrestのダイをCPUに2つ搭載
Conroe 1333Mhz
1066Mhz
4MB
2MB
65nm LGA775 ・デスクトップのConroeコアを流用
Woodcrest 1333Mhz
1066Mhz
4MB 65nm LGA771 ・Core Microarchitectureへ移行
・L2キャッシュが4MBに向上
・共有型L2キャッシュを採用
・SSSE3をサポート
・これまで128bit長のSSE命令を2サイクルで実行していたのを1サイクルに (理論上性能が2倍)
・Hyper-Threadingは未サポート
・TDPは最上位の5160のみ80W、その他は65Wにダウン
・最大4命令発行でIPC向上
・EM64T、EIST、VTをサポート
Dempsey 1066Mhz
667Mhz
2MBx2 65nm LGA771 ・LGA771へ移行
・VTをサポート
・Preslerのコアを流用
Sossaman 667Mhz 2MBx2 65nm 479 ・Intel Core DuoのYonahを採用
・Hyper-Threading、EM64Tはサポートせず。
・TDPがPaxvilleの135Wから31Wへ
Paxville DP 800Mhz 2MBx2 90nm 604 ・デュアルコアへ移行
・Smithfieldのコアを流用
・HyperThreadingサポート
Irwindale 800Mhz 2MB 90nm 604 ・L2キャッシュ2MBが向上
Nocona 800Mhz 1MB 90nm 604 ・90nmプロセスへの移行
・EM64Tサポートで64bit対応
・EISTサポート
・XD bitサポート
・SSE3サポート
・L2キャッシュが1MBに向上
・Prescottがベース
Gallatin 533Mhz L2 512KB
L3 1MB
130nm 604 ・XeonMPコアを使用
・L3キャッシュ搭載
Prestonia 533Mhz 512KB 130nm 604 ・FSBが533Mhzに向上
・Socket604に移行
400Mhz 512KB 130nm 603 ・130nmプロセスへの移行
・Hyper Threadingサポート
・L2キャッシュが512kに向上
・Northwoodがベース
Foster 400Mhz 256KB 180nm 603 ・NetBurstアーキテクチャを採用
・SSE2をサポート
・FSBが400Mhzに向上
・Willametteがベース
Pentium III Xeon DP Cascades 133Mhz 256KB 180nm Slot2 ・180nmプロセスへの移行
・FSBが133Mhzに向上
・L2キャッシュ内蔵
Pentium III Xeon Tanner 100Mhz 2MB
1MB
512KB
250nm Slot2 ・大容量外付けL2キャッシュ
・SSE搭載
Pentium II Xeon Deshutes 100Mhz 1MBM
512KB
250nm Slot2 ・大容量外付けL2キャッシュ

AMD系CPU

AMDのゲーマー向けハイエンドCPU

CPU コア HT L2 プロセス Socket 特徴
Athlon64 FX-74 (2.8Ghz) Windsor 1Ghz 1MBx2 90nm SOI SocketF ・AMDの"Quad FX"プラットフォーム向けCPU
Athlon64 FX-72 (2.6Ghz) Windsor 1Ghz 1MBx2 90nm SOI SocketF
Athlon64 FX-70 (2.4Ghz) Windsor 1Ghz 1MBx2 90nm SOI SocketF
Athlon64 FX-62 (2.8Ghz) Windsor 1Ghz 1MBx2 90nm SOI SocketAM2 ・SocketAM2 (940 pin)へ移行
・DDR2対応メモリコントローラート
・Athlon64 FXとX2のみDDR2 800をサポート
・AMD Virtualizationをサポート
・クロックが200Mhz向上
Athlon64 FX-60 (2.6Ghz) Toledo 1Ghz 1MBx2 90nm SOI 939 ・デュアルコアへ移行
・クロックが200Mhz下向
・Cool'n'Quietサポート
Athlon64 FX-57 (2.8Ghz) San Diego 1Ghz 1MB 90nm SOI 939 ・90nmへ移行
・クロックが200Mhz向上
・SSE3サポート
・メモリコントローラーがDDR 500をサポート
Athlon64 FX-55 (2.6Ghz) San Diego
SledgeHammer
1Ghz 1MB 90nm SOI
130nm SOI
939 ・クロックが200Mhz向上
・SledgeHamme版の他にSan Diego版のFX-55も発売。
Athlon64 FX-53 (2.4Ghz) SledgeHammer 1Ghz 1MB 130nm SOI 939
940
・クロックが200Mhz向上
Athlon64 FX-51 (2.2Ghz) SledgeHammer 1Ghz 1MB 130nm SOI 940 ・K8アーキテクチャを採用
・64bit対応
・メモリコントローラー内蔵
・デュアルチャネル対応
・NX bitサポート
・SSE2サポート
・HyperTransport1本サポート

AMDのメインストリーム向けCPU

CPU コア HT
(片道)
L2 L3 プロセス Socket 特徴
Phenom II X3 Heka 2.0Ghz 512KBx3 6MB 45nm SOI AM3
AM2+
AM2
・PhenomII X4のコアを1つ削減
Phenom II X4 Deneb 2.0Hhz
1.8Ghz
512KBx4 6MB 45nm SOI AM3
AM2+
AM2
・45nmプロセスへ移行
・DDR3-1300及びDDR2-1066サポート
・SocketAM3/AM2+/AM2をサポート(AM2ではDDR2で動作)
・Cool'n'Quiet 3.0をサポート
・DDR2版が先行リリースされておりDDR2版はAM3で使用不可
・DDR2版(AM2+版)のHTは1.8Hhzで動作
Phenom X3 Toliman 1.8Ghz 512KBx3 2MB 65nm SOI AM2+
AM2
・PhenomX4のコアを1つ削減
Phenom X4 Agena 2.0Ghz
1.8Ghz
1.6Ghz
512KBx4 2MB 65nm SOI AM2+
AM2
・新アーキテクチャK10へ移行
・HyperTransport 3.0へ移行 (AM2+プラットフォームのみ、AM2だとHT1.0で動作)
・Core 2 Quadとは違い、ネイティブクアッドコア設計
・L3キャッシュを実装 (全コアで共有)
・DDR2-1066をサポート
・SSE4aをサポート
・浮動小数点演算ユニットを128bit化、SSE系命令の性能向上
・Cool'n'Quiet 2.0をサポート (AM2ではサポートされず)
・B2ステッピングではTLBにエラッタが存在する。B3ステッピングで修正。
Athlon X2 Brisbane 1Ghz 512KBx2 65nm SOI AM2 ・TDPが45Wへ減少
Athlon64 X2 Brisbane 1GHz 512KBx2 65nm SOI AM2 ・65nmへ移行
・クロックが200Mhzから100Mhz刻みに
・L2を512KBx2に統一、レイテンシが微増
・倍率固定解除のBlack Edition発売
Windsor 1Ghz 1MBx2
512KBx2
90nm SOI AM2 ・SocketAM2 (940 pin)へ移行
・DDR2対応メモリコントローラー
・Athlon64 FXとX2のみDDR2 800をサポート
・AMD Virtualizationをサポート
Toledo 1Ghz 1MBx2 90nm SOI 939 ・2006/02/08発売の4400+のTDPが110Wから89Wへ
・89W版OPNはADV4400DAA6CD
・L2キャッシュが1MBに向上
Manchester 1Ghz 512KBx2 90nm SOI 939 ・デュアルコアへ移行
Athlon64 Lima 1Ghz 512KB 65nm SOI AM2 ・65nmプロセスへ移行
・TDPが62Wから45へ減少
Orleans 1Ghz 512KB 90nm SOI AM2 ・SocketAM2 (940 pin)へ移行
・DDR2対応メモリコントローラー(667まで)
・AMD Virtualizationをサポート
SanDiego 1Ghz 1MB 90nm SOI 939 ・L2キャッシュが1MBに向上
Venice 1Ghz 512KB 90nm SOI 939 ・SSE3をサポート
・メモリコントローラーを改良
・さらに低発熱、低消費電力化
Winchester 1Ghz 512KB 90nm SOI 939 ・90nmプロセスへの移行
・90nmになったことでの低消費電力、低発熱化
Newcastle 1Ghz 512KB 130nm SOI 939
754
・Soket939へ移行
・メモリのデュアルチャンネルに対応
ClawHammer 800Mhz 1MB
512KB
130nm SOI 754 ・K8アーキテクチャへ移行
・64bit対応
・メモリコントローラー内蔵
・メモリはデュアルチャネル非対応
・Cool'n'Quietサポート
・NX bitサポート
・SSE2サポート
・HyperTransport1本サポート
・L2が512KBへ向上

CPU コア FSB L2 プロセス Socket 特徴
AthlonXP Barton 400Mhz
333Mhz
512KB 130nm SocketA ・L2キャッシュが512KBに向上
Thorton 333Mhz 256KB 130nm SocketA ・BartonのL2キャッシュを削ったもの
Thoroughbred 333Mhz
266Mhz
256KB 130nm SocketA ・130nmプロセスへ移行
Palomino 266Mhz 256KB 180nm SocketA ・3DNow! Professional搭載(SSE互換)
・サーマルダイオード搭載
・AthlonXPからモデルナンバー制となる
Athlon Thunderbird 200Mhz 256KB 180nm SocketA
SlotA
・L2が外付けから内蔵へ
・SlotAからSoketAへ移行
K7 / K75 200Mhz 512KB 180nm
250nm
SlotA ・エンハンスド3DNow搭載
・L2は外付け

Athlon64シリーズのRevisionです。 詳しい解説はFab51に掲載されています。

CPU CPUのコア リビジョン
Athlon64 Toledo E6
Manchester E4、E6
San Diego E4、E6
Venice E3、E6
Winchester D0
Newcastle CG
Clawhammer C'n'Qの可変クロックと電圧が800MHz/1.3Vから1GHz/1.1Vに変更。 CG
Clawhammer C0
Athlon64 FX Sledgehammer C0、CG
Opteron Denmark、Italy、Egypt E1、E6
Venus、Troy、Athens E4
SledgeHammer B3、C0、CG

AMDの廉価版CPU

CPU コア HT
(片道)
L2 プロセス Socket 特徴
SempronX2 Brisbane-256K 1Ghz 256KBx2 65nm SOI AM2 ・BrisbaneコアのL2キャッシュを削減
Sempron Sparta 800MHz 512KB
256KB
65nm SOI AM2 ・65nmへの移行
・TDPが45Wへ減少
Manila 800Mhz 256KB
128KB
90nm SOI AM2 ・SocketAM2 (940 pin)へ移行
・DDR2対応メモリコントローラー
・デュアルチャネルに対応
・3200+のみCnQサポート
Palermo (E6 Stepping) 800Mhz 256KB
128KB
90nm SOI 754 ・64bitサポート
Palermo 800Mhz 256KB
128KB
90nm SOI 754 ・90nmプロセスへの移行
・SSE3サポート
・メモリコントローラーを改良
Paris 800Mhz 256KB
128KB
130nm SOI 754 ・K8アーキテクチャへ移行
・SSE2サポート
・NX bitサポート
・3000+からCool"n"Quietサポート
・メモリコントローラー内蔵
・64bit非対応
・L2がAthlon64の1/2の256k
Thorton
Thoroughbred
333Mhz 256KB 130nm SocketA ・AthlonXPのコアがベース

AMDの旧廉価版CPU

CPU コア FSB L2 プロセス Socket 特徴
Duron Applebred 266Mhz 64KB 130nm SocketA ・130nmプロセスへの移行
Morgan 200Mhz 64KB 180nm SocketA ・3DNow!Professionalをサポート
Spitfire 200Mhz 64KB 180nm SocketA ・L1は128KB搭載している
・3DNow!をサポート

AMDのモバイル向けCPU

CPU コア HT L2 プロセス Socket 特徴
Turion X2 Ultra Lion 1800Mhz 1MBx2 65nm SOI SocketS1 ・K8コアを使用
・HyperTransport 3.0へ移行
・AMDが初めてモバイルに特化したCPU
・2つのコアが異なるクロック、電圧で動作するIndependent Dynamic Core Technologyをサポート
・トラフィック量によって帯域幅を低下させる省電力機能 Power Optimized HyperTransport 3をサポート
・モバイル用途にメモリコントローラーを最適化Mobile Optimized Memory Controllerをサポート
Turion64 X2 Tyler 800Mhz 512KBx2 65nm SOI SocketS1 ・65nmへの移行
Taylor 800Mhz 512KBx2 90nm SOI SocketS1 ・SocketS1 (638 pin)へ移行
・DDR2対応メモリコントローラー(667まで)
・仮想化技術AMD Virtualizationをサポート
Turion 64 Lancaster 800Mhz 1MB
512KB
90nm SOI 754 ・K8アーキテクチャを採用
・64bit対応
・メモリコントローラー内蔵
・SSE3サポート
・PowerNow!サポート
・NX bitサポート

AMDのワークステーション・サーバー向けのCPU

CPU コア FSB/HT L2 L3 プロセス Socket 特徴
Opteron Shanghai 1Ghz 512KBx4 6MB 45nm SOI SocketF ・45nmプロセスへ移行
・DDR2-800をサポート
・引き続きHT1.0で動作
・Smart Fetchテクノロジをサポート
・仮想化性能を強化
Barcelona 1Ghz 512KBx4 2MB 65nm SOI SocketF ・新アーキテクチャK10へ移行
・65nmプロセスへ移行
・ネイティブクアッドコア設計
・HyperTransport 3.0へ移行
・L3キャッシュをサポート
・DDR2 400/533/667をサポート
・SSE4aをサポート
・浮動小数点演算ユニットを128bit化、SSE系命令の性能向上
・Cool'n'Quiet 2.0をサポート
・新命令Rapid Virtualization Indexingの追加により、AMD Virtualizationの性能が向上
・SocketFのチップセットがHT3.0に対応していないためHT1.0で動作
Santa Rosa
Santa Ana
1Ghz 1MBx2 90nm SOI SocketF ・SocketF (1207 pin)への移行
・DDR2対応メモリコントローラー (667まで)
・仮想化技術AMD Virtualizationをサポート
・末尾のHEは低消費電力版、SEは高性能版
・4桁のモデルナンバーへ、4桁目がSocket数、3桁目がSocketの世代、2桁目が性能を表す
・Santa Rosaは8200番台および2200番台、Santa Anaは1200番台
Egypt(8xx)
Italy(2xx)
Denmark(1xx)
1Ghz 1MBx2 90nm SOI 940 ・デュアルコアへの移行
Athenes(8xx)
Troy(2xx)
Venus(1xx)
1Ghz 1MB 90nm SOI 940 ・90nmプロセスへの移行
・SSE3サポート
SledgeHammer 800Mhz 1MB 130nm SOI 940 ・K8アーキテクチャを採用
・64bit対応
・メモリコントローラー内蔵
・デュアルチャネル対応
・Cool'n'Quietサポート
・NX bitサポート
・SSE2サポート
・HyperTransport3本サポート

VIA系CPU

CPU コア FSB L2 プロセス Socket 特徴
Nano Isaiah 1333Mhz 1MB 65nm NanoBGA2 ・65nmプロセスへの移行
・L2が1MBに向上
・インオーダー型アーキテクチャからアウト・オブ・オーダー型アーキテクチャへの変更
・64bit対応
・SSSE3サポート
・モデルナンバーはワット辺りの性能の高さを示す
C7 Esther 800Mhz 128KB 90nm NanoBGA2 ・90nmプロセスへの移行
・L2が128KBに向上
・SSE2/SSE3をサポート
・NX bitをサポート
・SHA-1、SHA-256、RSAのアルゴリズムのアクセラレーション機能をサポート
・基本的なアーキテクチャは変わらずC3を改善
・Intel互換の"P6"バスからVIA独自の"V4"バスへの移行
C3 Nehemiah 133Mhz 64KB 130nm 370 ・拡張命令が3DNow!からSSEへと変更
・暗号化エンジン「PadLock」サポート
・L2キャッシュとパイプラインの改良
Ezra 133Mhz 64KB 130nm 370 ・130nmプロセスへの移行
Samuel2 133Mhz 64KB 150nm 370 ・150nmプロセスへの移行
・L2キャッシュ搭載
・1.9/2.0Vから1.5Vへの電圧の引き下げ
Samuel1 133Mhz None 180nm 370 ・3DNow!、MMXに対応

アーキテクチャー別CPU

メーカー アーキテクチャー CPU
Intel Core Microarchitecture Intel Core 2
Xeon Woodcrestコア
Banias Intel Core
PentiumM
CeleronM
Net Burst PentiumD
Pentium4
Willametteコア、NorthwoodコアのCeleron、及びCeleronD
Fosterコア〜DempseyコアまでのXeonDP
Foster MPコア〜TulsaコアまでのXeonMP
P6 PentiumIII-S
PentiumIII
PentiumII
Pentium Pro
PentiumIII Xeon
PentiumII Xeon
P5 MMX Pentium
Pentium
AMD K8 Athlon64 X2
Athlon64
Opteron
Turion64
Sempron (Socket754)
K7 AthlonXP
Athlon
AthlonMP
AthlonXP-M
Sempron (SocketA)
Duron
K6 K6
K5 K5

技術解説

技術名 解説
プロセス 半導体の製造プロセスの意味。 半導体を微細化することによってトランジスタの集積度が向上し、消費電力と発熱が低下するメリットがある。
x86 Intelが開発した命令セットを使用したマイクロプロセッサーの総称。 x86系CPUはPCでほぼ独占的に使用されている。
IA インテル アーキテクチャーの略称。IA-32はIntelが開発した32bitCPU、もしくはx86を意味する。 IA-64はIntelとHewlett-Packardが共同開発した64bitCPUのアーキテクチャー。現在Itaniumシリーズとして販売されている。 IA-32と互換性はない。
L2 2次キャッシュ。 CPUの内部メモリにデーターを保留しておくことによって、 メインメモリに比べてデータに素早くアクセスすることができるようになる。 家に例えるなら、L1キャッシュが本人の部屋、L2キャッシュがその隣の部屋、そしてメモリが家の庭の倉庫といったところだろう。 データ(物)を取りにわざわざ庭に行くよりも、隣の部屋にストックしていた方が早く取りにいけるという寸法だ。
MMX Intelが開発したSIMD拡張命令セット。初代Pentiumからサポートされている。 現在では、拡張命令の使用はSSEを用いるのが主流となっている。
SSE1/2/3
SSSE3、SSE4
Intelが開発したSIMD拡張命令セット。浮動小数点演算の性能を向上させることができる。 数値演算、3Dデーターの処理、動画のエンコード等に威力を発揮する。 バージョンの数値が高くなるほど、命令数が多くなり機能が充実している。
IPC 1サイクルで実行できる命令数。クロック数と同じように、IPCの高さとCPUの性能は比例する。 高IPCのCPUは、高い処理能力と低消費電力を両立する事ができる。 一般的にIPCが高いCPUはAthlon64系やPentiumM系だと言われており高評価を得る一方、 クロック数重視で低IPCのPentium4系は高消費電力、高発熱で評価は低い。 最近のIntelは、クロック数重視路線を取りやめ、高IPC路線へと転換している。
デュアルチャネル 同容量、同規格のメモリを2枚使用することによって、 メモリ帯域が2倍となる。PCゲームに効果があると言われている。 よく"デュアルチャンネル"と間違われるが正しくは"デュアルチャネル"。
メモリコントローラー内蔵 CPUの内部にメモリコントローラーを内蔵することによって、メモリに高速アクセスすることができる。 従来はCPU→チップセット→メモリ→チップセット→CPUとなっていたが、コントローラー内蔵になってからは CPU→メモリ→CPUとなることでアクセスが高速化された。

Intel系CPUの技術解説


技術名 解説
Hyper-Threading 一つのCPUコアを仮想的に2つに見せる技術。 CPUの実行効率が向上することでPentium4の深いパイプラインを有効活用することができる。
VT (Virtualization Technology) Intelの仮想化支援技術。OSに対しハードウェアを仮想化するソフトウェア(仮想マシン)を、性能面及び運用面でCPUが支援する事ができる。
XD bit Intelのメモリ保護機能。AMDのNX bitと同じ技術で、名前が異なるだけのようだ。
EM64T Intelの64ビット拡張命令。AMD64互換。
EIST 拡張版Intel SpeedStepテクノロジ。 CPUの負荷に応じてクロックや電圧を変化させる事によって、消費電力を低くすることができる。
Dynamic Power Coordination Intelの省電力技術。デュアルコアCPUの負荷が少ない時に、クロックを下げたり片方のコアの動作を停止させる事で、消費電力を低く抑えることができる。
TM2 Thermal Monitoring 2。ある一定の温度以上になるとプロセッサが壊れるのを防ぐために、 クロックと電圧を自動的に落とし発熱を最大40%ダウンさせる技術。
Turbo boost Technology CPUへの負荷に応じて、TDPの範囲内で特定のコアを自動でオーバークロックすることができる。
Power Control Unit 電力管理コントローラー"Power Control Unit"をCPU内に内臓し、各コア内の温度・電圧を監視し、クロックや電源を自動的に調整する。
Power Gate CPUが低負荷の状態だと、CPUコアの電源を完全にOFFにすることができる。

AMD系CPUの技術解説


技術名 解説
3DNow! Intelが開発したMMXに21個の命令を追加し、浮動小数点演算を高速化させたもの。
Enhanced 3DNow! 3DNow!に21個の命令を追加し、さらなる性能の向上を図ったもの。 当然のことながらIntelのSSEと同じく、ソフトウェアが対応していなければ使用することはできない。
3DNow! Professional Enhanced 3DNow!に52個の命令を追加し、IntelのSSEと 互換性を持たせた拡張命令。最終的に3DNow!が普及することはなくAthlon64からはIntelの拡張命令と歩調を合わせることになる。
SSE4a AMDのCPUでのみサポートされるSSE命令。K10アーキテクチャー(Pherom)からサポートされる。 追加される命令は4命令のみで、SSSE3及びSSE4と互換性はない。3DNowと同じ道筋を辿るのではないかと囁かれている。
AMD Virtualization AMDの仮想化支援技術。ハードウェアレベルで仮想マシンに対し支援を行う事がパフォーマンスを向上させられる。 IntelのVTとの互換性はもちろん無い。
NX bit AMDのメモリ保護機能。 悪意のあるプログラムが不正にメモリ領域を使用するのを防ぐ事ができる。 ただCPUだけではなく、DEPに対応したOS(WindowsXP SP2)が必要となる。
AMD64 AMDの64ビット拡張命令。
Cool"n"Quiet AMDの省電力技術。CPUの負荷に応じてクロックや電圧を変化させる事により、消費電力を低減させることができる。
PhenomからサポートされたCool"n"Quiet 2.0では、使用していないブロックを停止させる「CoolCore」、 1つ1つのコアのクロックや電圧を独立して調節できる「Independent Dynamic Core」、 コアとメモリコントローラーの電源を分離させた「Dual Dynamic Power Management」がサポートされている。

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初公開2005/05/08、最終更新2009/02/25